心斎橋店のオカシューです。
実家のタンスから出てきた革のポシェット。
おそらく30〜40年前に父が使っていたものでしょう。
乾燥でカピカピ、さらに白カビまで発生している状態でした。
でもとてもいいデザインで、革は破れておらず金具やジッパーもそのまま使えます。
今回はまた使えるように、再生に挑戦してみました。
順番は以下の通りです。
・白カビ除去
モールドクリーナーでカビを取り除く
![]()
M.モゥブレィ(M.MOWBRAY) モールドクリーナー ラージ 300mL 4,400円(税込)
商品ページはこちら>>
シリーズの一覧はこちら>>
・汚れ落とし
サドルソープで丸洗い
![]()
M.モゥブレィ(M.MOWBRAY) サドルソープ 125mL 1,650円(税込)
商品ページはこちら>>
・保湿
ミンクオイルで油分を補給
![]()
コロンブス(COLUMBUS) ミンクオイルビン 45g 770円(税込)
商品ページはこちら>>
こんな順序で再生します。
では実際にやってみますね。
①モールドクリーナーをスプレー
まず全体にモールドクリーナーをスプレーします。
スプレーの前にブラシをかけたり乾拭きをしないでください。カビの胞子を撒き散らすことになりますし、ブラシを使ったらブラシにカビの胞子が残ってしまいます。
主成分の有機ヨードは海藻由来の天然成分なので塩素系のお風呂のカビ取りの様な危険はないのですが、お風呂によく発生する黒カビは除去できません。除去できるのは白カビのみです。
入り組んだところは、キッチンペーパーなどにスプレーして塗り込んでいきます。
※モールドクリーナーは指についても無害なのですが、カビが服の袖に付いたら嫌なので手袋をしています。
②カビ部分をふき取る
作業は風通しのよい所で行いましょう。
内側にカビは生えていませんでしたが、絶対カビの胞子がいるので内側もスプレーと拭き取りを行いましょう。
使用した布や紙は密封して捨てます。ビニール手袋ならそのままひっくり返して捨てられるので便利です。
白カビ除去が終わったら日陰で乾燥させます。
床に置いて乾燥させると、床に着いている所の乾燥が遅れてカビ再発の原因になりますので、吊るした方がいいです。べちょべちょにしていなければ冬でも1時間も乾かせば乾くはずです。
③丸洗い準備
丸洗いの前に、全体を湿らせます。
これは結構大切です。湿っていない所はムラになりますので、濡れタオルでしっかり全体を湿らせましょう。
直接水をかけるのはNGです。接着している部分がはがれたり、奥のほうが乾かずにカビの原因になるので止めておきましょう。
このくらい全体に色が変わったら準備完了です。
④サドルソープで洗う
今回はサドルソープとブラシを使います。
スポンジでもできますが、個人的にはブラシの方がすみずみまで届きそうな気がします。
M.モゥブレィ(M.MOWBRAY) クリーニングブラシ 495円(税込)
商品ページはこちら>>
少し水をつけて、容器の中で泡立てます。
泡で汚れが浮いてくるのでしっかり泡立てましょう。この写真よりもっと泡立てた方がいいです。
強くこすらずに洗っていきます。ブラシの毛が柔らかいので強くこすれませんが。
ジッパーのところもついでに洗ってしまいましょう。
洗い終わったらタオルでふき取ります。湿っている状態なので、強く拭かないでください。
サドルソープには保湿成分があるので水をかけて洗い流すことはしません。
拭きとりにはスニーカーのお手入れでおなじみの、ジェイソンマークのマイクロファイバータオルを使いました。
水分の吸い込み、汚れの拭き取り、革へのダメージの少なさ、とてもよいお手入れ用タオルです。
ジェイソンマーク(JASON MARKK) マイクロファイバータオル 1,540円(税込)
商品ページはこちら>>
表面に少しぬめりが残っている状態が正解です。汚れが取れ、劣化した革の表面が一皮むけたような感じです。
その後、陰干しします。かなり水分を含んでいるので常温で丸2日くらいは干したい所です。
水分を含むと革は柔らかくなります。乾燥するとまた硬い状態に戻ります。
変な形で固まらないように、中に詰め物をして形を整え、型崩れしないように乾燥させましょう。
⑤ミンクオイルで保湿
2日ほど乾燥しました。
乾燥してカサカサな感じです。元々あった裏の色ムラは直りませんでした。元々の革の色がそうだったようにも見えます。
よく見るとあちこちにひび割れがあります。
曲がる部分に生じたひび割れは直せません。それ以上ひびが進まないように保湿するくらいしか対策はないと思います。
ミンクオイルを塗っていきます。指で直接塗る方が体温でオイルが溶けて、染み込みがよいのですが、塗る面積が広いので薄い布を指に巻き付けて塗りました。
すみずみまでしつこく塗り込みましょう。
かなり乾燥が進んでいるのでベタベタに塗って構いません。染み込まなかったオイルは後でふき取りますので大丈夫です。
オイルが染み込むまで丸1日くらいは置いておきます。
⑥から拭きとカビ再発の予防
作業できなくて3日くらい置きました。
上がお手入れ前、下がお手入れ後です。色が濃くなったのがおわかりいただけるでしょうか。
油が染み込んで保湿できているということになります。
カビの予防にもなるので、念のためもう1度モールドクリーナーをスプレーしておきましょう。
⑦再生したけど使いにくい
これで完成です。
過去の経験から、濃くなった色はいずれ元に戻ると思われます。
革はしっとりした感じになり、傷んではいますが、まだまだ使えそうです。何よりカビがなくなったので安心して使えます。
でもポーチはずっと手に持つか小脇に抱えていなくてはならず不便です。
昔はポーチを小脇に抱えてポロシャツのえりを立てて歩く人が多かったですが、最近そんな人は見ないし。
こんなふうにショルダーベルトがあった方が便利そうだなと思います。
⑧次回に続く
という訳で現在ショルダーベルトをどうやってつくるか、どうやって取り付けるか考え中です。
できあがったらまたご報告しますね。
最後までお読みいただきありがとうございました 。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
![]()
※工場生産遅延の影響で入荷日の遅れや商品仕様の変更が生じる場合がございます。
※掲載商品は一部店舗では取り扱いがない場合がございます。取り扱い状況については各店舗へお問い合わせください。
※掲載商品は、一部の店舗ではお取り寄せになる場合がございます。
※一部価格・仕様の変更、および数に限りがある場合もございます。
※掲載写真には一部演出用品およびイメージ画像が含まれ、店舗でお取り扱いがない場合がございます。
※商品価格等の情報は、掲載時点のものです。