急な雨の時に持っていると便利な折りたたみ傘。折りたたみ傘にはさまざまな種類があります。雨に濡れたくない人には大きめのもの、開閉をスムーズにしたい人は自動開閉式のものなどがおすすめです。
この記事では、折りたたみ傘の選び方やおすすめの折りたたみ傘を6つの項目に分けて紹介します。
折りたたみ傘の必要性
折りたたみ傘は長傘に比べ、コンパクトで軽量のものがほとんど。バッグに常備しておけるため、突然の雨にも対応できるため1本持っておくと便利なアイテムです。折りたたみ傘はバックに収納できるため、長傘のように置き忘れや盗難に遭うといった心配はいりません。
しかし見た目からもわかる通り、折りたたみ傘よりも長傘の方が雨から身体を守れる範囲は大きいことは間違いありません。また長傘の方が、傘の開閉がラクにできます。
確実に雨が降ることがわかっているときや、雨だけでなく風も吹いているときなどは長傘、出先で急な雨が降ったときのための折りたたみ傘と使い分けるとよいでしょう。
なお昨今の折りたたみ傘は、強度の強いものや、雨に濡れにくい設計のものなど、種類が豊富です。自分に合う折りたたみ傘の選び方や、おすすめの商品はこの後に紹介します。
折りたたみ傘の選び方7つ
種類豊富な折りたたみ傘は、何を重視するかで選び方が異なります。持ち運びやすさや強度、デザイン性などの選び方を確認していきましょう。
1.サイズと重さで選ぶ
サイズと重さは、持ち運びやすさと濡れにくさに関わります。一般的な折りたたみ傘の全長は、折りたたんだ状態で17〜25cm程度です。バッグへの収納のしやすさなら17cmを選ぶのがおすすめ。
使用時に濡れにくさを重視するなら、親骨の長さを確認しましょう。なお 親骨の長さとは傘の中心から、先端までの骨の長さのことです。
身長 | 親骨 | 直径目安 |
150cm | 50cm | 約85~90cm |
160cm | 55cm | 約90〜100cm |
170cm | 60cm | 約100〜110cm |
175cm | 65cm | 約110〜120cm |
直径目安はあくまでも目安です。折りたたみ傘を開いたときのアーチが丸に近ければ直径は小さくなり、広がっていれば直径は大きくなります。サイズを重視される人は、実際に手にとって確認してみるとよいでしょう。
折りたたみ傘の平均的な重さは、250〜300gほどです。機能が充実していればいるほど、重くなる傾向があります。なかには70g台の超軽量型もありますが、耐久性や強度が低いものもあるため注意が必要です。持ち運び重視な人は、重さが250gを目安に選んでみてください。
スペックは画像のように箱や、タグに記載されているので購入前に確認しましょう。
2.撥水性で選ぶ
折りたたみ傘を使ったあと、すぐにバッグにしまいたいなら撥水性の高いものを選びましょう。たたむ前に軽く振り払うだけで水滴を落とせるうえ、乾きやすいという特徴があります。
ただし撥水加工されていても、手の皮脂やたたむ時の摩擦で撥水性が低下することもあります。撥水性を長持ちさせるには、防水スプレーで定期的にお手入れするとよいでしょう。
\ハンズおすすめアイテム/
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スプレーして15分で乾燥するのでお出かけ前にとっても便利。ムラなく飛散しやすいノズルと、粉っぽさの元であるフッ素樹脂の量を抑えたことで、きれいに仕上げられます。においが少ないのも魅力です。
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繊維1本1本にフッ素系撥水・撥油コーティングをしてくれるので、水分、油分、ホコリ、ゴミから傘だけでなく、靴やカバンを守ってくれます。
【おすすめ関連ヒントマガジン】
意外と知らない?傘のお手入れ方法と長持ちさせる使い方を「スタイルコンスタ」が教えます!>>
3.骨の素材や本数で選ぶ
折りたたみ傘の骨の素材や本数で、強度や耐久性が変わります。特に大切なのが中心にある親骨の強度です。素材にはスチールやカーボンファイバー、グラスファイバー、アルミなどがあり、それぞれの強度・重量・特徴は以下の通りです。
素材名 | 衝撃への強度 | 重量 | 特徴 |
スチール | 強 | 重め | 強風でも裏返りにくい |
カーボンファイバー | 弱 | 軽い | 衝撃には弱いがしなやかで裏返っても壊れにくい/軽量で屈曲性に富み、サビない/価格が高くなる傾向がある |
グラスファイバー | 弱 | 軽い | 衝撃には弱いがしなやかで裏返っても壊れにくい/軽量で屈曲性に富み、サビない/素材の中でも主流 |
アルミ | 弱 | 軽い | 軽い素材だが強度がやや弱い |
また、骨の本数も強度に影響します。一般的な折りたたみ傘の骨の本数は6〜8本が平均ですが、風に煽られにくいことを重視するなら、8〜10本のものも選びましょう。また本数が多くなるほど正円形に近くなり、雨にも濡れにくくなります。
しかし骨の本数が増えれば増えるほど、重量が増すため軽量化を重視する人には不向きです。
4.生地の素材で選ぶ
折りたたみ傘の生地の素材は主にポリエステルやナイロン、T/Cで、特徴は以下の通りです。
素材名 | 特徴 |
ポリエステル | 価格が安く流通量も多い 撥水性や発色が良い 移行昇華※しやすい |
ナイロン | 価格が安い 移行昇華※しにくい 収縮するため気温が低い時期は傘が開閉しにくい |
T/C | ポリエステルと綿を混ぜた素材で晴雨兼用傘や日傘に使用される ポリエステルに比べ重く乾きにくい |
※移行昇華...濃色部分が淡色部分に色移りするという現象のこと
5.その他の機能性で選ぶ
折りたたみ傘はワンタッチで開閉するものや、遮光性の高い晴雨兼用など機能性がさまざまです。
自動開閉機能(※)が付いていれば、片手がふさがっているときでもワンタッチで簡単に開閉できます。子どもがいて、手がふさがることが多い人や通勤で傘の開閉が多い人におすすめの機能です。
※ 傘を閉じた後、中棒を押し込むのは手動です。
紫外線が気になるなら、UVカット効果のある晴雨兼用の折りたたみ傘がおすすめ。晴れや曇りの日でも使用でき、急な雨にも対応できるため毎日使いにぴったりです。
日傘は体感温度を下げるともいわれているので、熱中症対策としても活躍するでしょう。
6.デザインで選ぶ
シンプルなデザインやカラーバリエーションなど、折りたたみ傘のデザインは豊富です。
普段使いなら好みの柄やカラーを、ビジネスシーンならネイビーやブラックの無地などのシンプルで落ち着いているものを選ぶのがおすすめです。
雨の日は、しとしと降る雨音に癒される人もいれば、気分が落ち込んでしまう人もいます。お気に入りのデザインなら、折りたたみ傘を使うのが楽しみになって、気分も上がるかもしれません。
7.価格で選ぶ
折りたたみ傘の価格は安いものから高いものまでさまざまです。全ての希望を叶えようとすると、価格が高くなりすぎることも。かといって、価格を重視しすぎて安い折りたたみ傘を購入すると骨がすぐに折れたり、使い勝手が悪かったりということもあるでしょう。
サイズや重さ、機能性、強度や耐久性、デザインの中で優先順位をつけたうえで、価格でも検討するのが現実的です。
持ち運び重視|おすすめの折りたたみ傘2選
持ち運び重視な人は、軽量な素材でコンパクトにたためるものがおすすめです。ここでは、持ち運びに便利なおすすめの折りたたみ傘を2つ紹介します。
持っているのを忘れるほど軽い【99Tsukumo(キューキューツクモ)傘】
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〈99Tsukumo傘〉は、わずか99gの超軽量設計で、持ち運び重視の方にぴったりな傘です。リップストップ生地とカーボンファイバーフレームで、軽いのに丈夫。コンパクトに折り畳めるので、バッグに入れてもかさばりにくいのが嬉しいポイントです。
カバンに入れっぱなしでも気にならない【エスタ(estaa) マジカルテックプロテクション スリム】
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〈エスタ マジカルテックプロテクション〉は、軽さと丈夫さを兼ね備えた折り畳み傘です。わずか約112g(※)と軽量で持ち運びやすく、カバンにスッと収まるコンパクト設計。突然の雨にも安心の撥水力と、独自開発した超軽量カーボン骨を使用し、魔法のような軽さを実現しました。旅行や通勤のお供にぴったりな、実用性抜群の一本です。
※:傘の重さは色によって若干異なります。
雨に濡れない重視|おすすめの折りたたみ傘2選
雨に濡れたくないなら大きなサイズや、雨に濡れにくい構造を選ぶのがおすすめです。雨に濡れにくいおすすめの折りたたみ傘を2つ紹介します。
背中の荷物も守る【hands+(ハンズプラス) バックパックを守れる折傘】
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傘をさしていてもリュックを背負っていると、荷物がびしょ濡れになることも。〈hands+ バックパックを守れる折傘〉は、そんな悩みを解決する折りたたみ傘です。開くと親傘の一部が後ろに広がり、背中に荷物を背負っていても濡れない構造になっています。また晴雨兼用で、紫外線遮蔽率は90%以上と紫外線が気になる季節にうれしい機能付き。リュックを愛用している人におすすめのアイテムです。
超はっ水と耐風仕様の折りたたみ傘【ニフティカラーズ(NiftyColors) ピーチドロップ耐風ミニ】
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〈ピーチドロップ耐風ミニ〉は、水滴を弾く桃の皮のようなはっ水性を備えた生地と、親骨に軽く柔軟性のあるグラスファイバーを使用した耐風性のある傘です。
誰でも使いやすい無地のベーシックカラーから、淡いトーンのシャーベットカラーまで6色展開なので、ファッションやシーンを選ばずマルチに使えます。
耐久性重視|おすすめの折りたたみ傘2選
風が強い日や、豪雨の日でも傘をさしたいときに耐久性は重要です。耐久性重視な人におすすめの折りたたみ傘を2つ紹介します。
サステナブル素材を使用した、大きめの傘【マブ(mabu) ストレングスAUTOR】
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〈マブ(mabu) ストレングスAUTOR 〉は、大きめサイズにアップデートし、強風突風に耐えるタフな構造で強さと使いやすさを追求した傘です。親骨サイズを見直し、雨の濡れにくさを強化。また、ペットボトルをリサイクルした素材を、生地とパッケージに使用している、地球環境のことを考えたサステナブルな一本です。
環境のことも考えた優秀な1本【ダブリュピーシー(Wpc.) SiNCA MINI】
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〈ダブリュピーシー(Wpc.)SiNCA MINI〉は、飽きのこないシンプルなデザインや耐久性に加えて、環境への配慮も考えられた折りたたみ傘です。
生地には廃ペットボトルを活用した再生ポリエステル、ハンドル部分はバンブーファイバーというサステナブル素材でつくられています。
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台風シーズンにおすすめの風に強い傘。丈夫で折れにくいタイプを集めました!>>
機能性重視|おすすめの折りたたみ傘2選
自動開閉式のものや晴雨兼用のものなど、機能性に優れた折りたたみ傘もたくさんあります。機能性重視の人におすすめの折りたたみ傘を2つ紹介します。
1本あれば重宝する【hands+ 雨、風、日差し、全ての天候に対応できる傘】
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hands+ 雨、風、日差し、全ての天候に対応できる傘 55cm ミントグリーン サマーシールド 6,480円(税込) |
さまざまな機能がついた折りたたみ傘〈hands+ 雨、風、日差し、全ての天候に対応できる傘〉は、東レ(株)サマーシールドL2の生地を採用しています。遮熱体感効果が高く、日陰を持ち歩く感覚の涼しさを体感できる生地です。また一級遮光でUVカット加工もされているので、日差しが強い日でも重宝します。さらに耐水圧20,000mm以上で強風や豪雨にも対応。中棒を軸に傘地が回って風を受け流す特殊な構造となっており、耐風性にも優れています。さまざまな機能性を兼ね備えながらも重さは約280gほどで、機能性にこだわりたい人におすすめの折りたたみ傘です。
このたたみやすさを体験してみてほしい【ウラワザ(urawaza) 無地 プレーン 折りたたみ傘】
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〈ウラワザ(urawaza)〉 は、ストレスのかからない畳み心地が特長的な傘です。傘生地の裏に取り付けられているPET樹脂シートが、ガイドの役割をしてくれるためあっという間にすばやく畳むことができます。そのため、傘が傷みにくく長く使えるのもポイントです。
レディース|おすすめの折りたたみ傘2選
バッグに折りたたみ傘を入れている女性は多いでしょう。しかし、機能性や耐久性など多くの種類があり、選ぶのに迷うことはありませんか?そんな女性におすすめの折りたたみ傘を2つ紹介します。
超コンパクトな手のひらサイズの晴雨兼用傘【Wpc. ベビーアンブレラ】
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〈ダブリュピーシー(Wpc.) ベビーアンブレラ 〉は、ケース収納時、直径16cmの小さなバックでも収納できる、超コンパクトな1本です。軽量生地を採用し、コンパクトさを追及しながらも紫外線カットの効果もあり、日傘としても使用できます。収納時の見た目もかわいらしく、常にバックに入れておいても見栄えが良いアイテムです。
コンパクトで日差しから顔を守れる傘【Wpc.×ハンズ フロントシェード日傘】
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〈Wpc.×ハンズ フロントシェード日傘 〉は、長めのフロントシェードが特長的な晴雨兼用傘です。伸長部分が約60㎝の特長的なシェード部分は、晴れの日は強い日差しから顔を守り、雨天時は向きを変えてバックパックを守ることもでき、天候に合わせて便利に使い分けができますよ。
メンズ|おすすめの折りたたみ傘2選
男性でも急な雨のときやビジネスシーンで傘を使うことが意外と多いです。そんなときに折りたたみ傘があると重宝します。メンズにおすすめの折りたたみ傘を紹介します。
急な雨でも対応できる【イノベーター×ハンズ 晴雨兼用自動開閉傘】
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〈イノベーター×ハンズ 晴雨兼用自動開閉傘 〉は、急な雨にも対応できる自動開閉式の折りたたみ傘です。雨の日だけでなく、日傘としても使える晴雨兼用の1本2役の優れものです。折りたたみ傘のなかでも大きめな60cmサイズのため、男性にもおすすめ。上品なカラーが揃っており、UVカット・遮光・遮熱もできるので、暑い夏でも重宝します。
オーソドックスで使いやすい【小宮商店 デイリーユースアンブレラ】
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〈小宮商店 デイリーユースアンブレラ 〉は、一級遮光生地と裏面に施されたブラックコーティングにより、遮光率・UVカット率の高い晴雨兼用傘です。定番の55cmサイズで、自動開閉機能付きながら、風にも強く耐風構造を搭載した傘です。シンプルなデザインで年代、ジェンダー問わずお使いいただけます。
お気に入りの折りたたみ傘を見つけよう
折りたたみ傘といってもサイズや重さ、機能性、デザインなど種類はさまざまです。軽さを重視したいなら、軽量でコンパクトなものを、開閉を楽にしたいなら自動開閉機能が付いているものを選ぶなど、それぞれのライフスタイルに合わせて選ぶといいでしょう。折りたたみ傘は毎日持ち運ぶものだからこそ、気に入ったものを選んでくださいね。
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