「そうだ夜の京都、歩こう」
なんて思ったのは、インターネットの動画サイトで、
終電も終わって都市のインフラが完全に終焉した深夜零時すぎ、
見ているうちに、私の厄介な過剰行動主義が、
夜の京都を歩くには、足元を清める必要がある。
ハンズ限定 ジェイソンマーク(JASON MARKK) スターターキットプラス 2,420円(税込)
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こちらはスニーカーケアブランドJASON MARKKのハンズ限定商品です。
セット内容は洗浄液とナイロンブラシ(硬い毛)と豚毛ブラシ(やわらかい毛)で、初心者でも使いやすいスターターキットです。
洗浄液はレザー、スウェード、ヌバック、コットン、キャンバスなどのさまざまな素材に使用できます。
このセットのよいところは硬さの違うブラシが2種類入っているところです。
ブラシはスニーカーの素材によって使い分けます。
ナイロンブラシ(硬め)はミッドソールなどの硬い素材の汚れ落としに効果的です。↓
【左:ミッドソール洗浄済み 右:未洗浄 】
豚毛ブラシ(やわらかめ)はスエード、メッシュ、コットン、キャンバスなどのデリケートな素材に最適です。↓
メッシュ素材はやわらかい豚毛ブラシを使用します。
泡は、水で洗い流すのでなく、タオルで拭います。
その際、吸水力があるマイクロファイバータオルを使用すると便利です。
ジェイソンマーク(JASON MARKK) マイクロファイバータオル 1,540円(税込)
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そうやって準備を終え、深夜の街へ滑り出した。
人影なんてどこにもない。夜の京都という巨大な密室を、
昼間の余所行きの愛想笑いを終えた歴史的名所たちが、えらくデカダンな陰影を顔面に貼り付けてそこに突っ立っていた。
折しも、司馬遼太郎の『燃えよ剣』を読み終えたばかりだった。
足を踏み出すたびに、物語と目の前の闇が混ざりあう。
あの角に桂小五郎が潜んでいるかもしれない。
この路地の奥にある旅籠で、坂本龍馬が日本の将来について熱く語っているのじゃないだろうか。
この濡れたアスファルトを、
↑坂本龍馬・中岡慎太郎遭難之地(近江屋)
↑三条大橋 刀傷
道路は舗装され、街灯が並び、景色はすっかり変わってしまっているけれど、
京都の夜には、過剰な歴史の記憶の魂が微粒子みたいに漂っている。
この空間は、時間は横に流れるんじゃなく、あらゆる時代の魂が、
もし私が、幕末の時代に生まれていたらどう生きていただろうか。なんて、くだらない妄想が膨らむ。
シニカルな顔をしながらも、きっと私も「日本の夜明け」
......そんな青くさい空想を断ち切るように、
牛丼でも食べようと路地を曲がった、そのとき。
闇の向こうから、【誠】
研ぎ澄まされた刃物みたいな殺気を撒き散らしながら、
男たち「こんな夜更けに何をしておる」
私「......ええと、ちょっと、散歩みたいなものを」
男たち「京の街は今、乱れに乱れておる。尊皇派だの攘夷派だの、
私「またまた、新撰組のコスプレとかして、
男たち「なんだ、こすぷれとは?」
私「レンタル衣装でしょう、それ? 今、二〇二六年ですよ、何してんすか!」
男たち「何を狂ったことを。今は一八六六年じゃ」
私「はい? もしかして私、
男たち「何をわけわからんことを言うておるのじゃ? 怪しいなお前? こんな深夜に何をしておるのじゃ?」
私「いや、ちょっとお腹減ったんで、
男たち「どこで御膳にするつもりじゃ。池田屋か? 近江屋か? それとも寺田屋か?」
私「吉野家か、松屋か、あるいは、すき家です」
男たち「聞いたこともない旅籠じゃな。そこで何を食うのだ?」
私「牛丼です」
男たち「牛じゃと? 四足の肉を食らうというのか! ......さては、お前、
私「いや、全然ちゃいます」
男たち「ならば、何派だ!」
私「......強いて言えば、清純派です」
男たち「嘘つけ」
私「清純派美少女です」
男たち「ふざけやがって、斬り捨ててやる!」
私「ぎゃあっ!」
......闇の中で銀色の刃が光った。
目が醒めた。
やっぱり、この平和で静かな時代に生まれてよかったとつくづく思った次第である。
【おわり】
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