梅田店のオカシューです。
今年は「古米」「古古米」「古古古米」と言う言葉がよく聞かれました。
と言うことは、お米は長期保存できる災害備蓄用食料と言えなくもありません。
確かに、よく見るとお米の袋には「精米時期」は書いてありますが「賞味期限」は書いてありませんでした。
いつまででもおいしく食べられるという事なのでしょうか。そんなことは無いかと思いますが、炊く前であれば長期間保存できるということなのですね。
今回は災害時でもおいしいご飯が食べられる耐熱ポリ袋での炊飯の基本手順とポイントをご紹介します。
アウトドアがお好きな方は、焚き火やガスコンロでご飯を炊いたことのある方もいらっしゃるでしょう。
しかし災害時に断水していたら、なるべく洗い物を減らさないといけません。
お鍋や食器洗いの水を節約するのに役立つのが「アイラップ」です。
岩谷マテリアル アイラップ 60枚入 280円(税込)
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耐熱温度は-30℃から120℃まで、今回行う「湯せん」にはピッタリです。
もちろん冷凍にも使えます。
見た目や感触はスーパーに置いてあるポリ袋に似ていますが、これは熱に弱いので使えません。
左がアイラップ、右がスーパーに置いてあるポリ袋です。見た目は似ていますが性能は全然違うので間違えないように気をつけて下さいね。
アイラップは耐熱性が高いので、平常時のお料理で電子レンジで食材を温めるのにも使えます。
じゃがいもを茹でて、袋のままつぶしてポテトサラダにしたり
ゆで卵からつくるととても面倒なタマゴサンドの具をレンジでつくってそのまま絞り袋にできたりと、日常のお料理でとても便利につかえます。
過去のヒントマガジンで、アイラップさんに取材した記事がありますのでこちらもぜひご覧ください。
【SNSでもバズりまくり】テクニックいらずで時短&簡単!防災でも活躍するアイラップ活用術
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では始めましょう。今回は1合焚いてみました。
一人分としてけっこうは多めです。他に食べ物がある場合には0.5合でもいいと思います。
材料
米: 1合(150g)
水: 215ml
アイラップ:1袋
鍋:1つ
鍋底に敷く皿:1枚
(小さいざるや、無ければアルミホイルでも代用できます)
トング:熱いのであると便利です
では始めましょう。
アイラップにお米と水を入れます。
こんな風にお鍋の中で作業すると水がこぼれにくいです。
無洗米ではありませんが、水は大切なのでお米は研ぎません。
研がないとヌカくさくなるとの情報もありますが、どんな味になるのかの検証もかねて研がずに炊いてみます。
研がないとこの様に水が濁っています。
どうしても気になる方は、水を入れて袋ごともみもみして研ぎましょう。
水を袋から捨てる時にお米を流さないように気を付けてくださいね。
ここで大切なポイント!炊く前に20分くらい水を吸わせましょう!
普通の炊飯でも水を吸わせた方が良いのですが、今回は特にお米を研いでいないの出来るだけふっくらモチモチさせるためにしっかりお米に水を吸わせましょう。
研いでないのでお米に付いているヌカも中に染み込んでしまいそうですが、それはそれでどうなるかお楽しみです!
袋の中にあんまり空気を残さないようにして、なおかつ炊飯中に膨らむことも考えて袋の上の方でくくります。
空気はそんなに真剣に抜かなくてもこれくらいでいいです。
ここで大切なポイント!
鍋の底にお皿を置いてから火にかけます。アイラップが鍋底に直接当たらないようにする為です。
いくら耐熱とは言え、鍋底は直接火が当たるので破れる恐れがあります。中で破れたら大変です。
小さいザルがあったらその方が熱の対流がいいような気がします。
蒸し器用の台もあれば使えます。何もなければアルミホイルをクシャっとさせて敷いてもいいです。
お鍋に水を入れます。袋がヒタヒタになるくらい。
この水は食品に触れないので、節水するなら川の水や雨水でもかまいません。
今回は断水していないので水道水を使いました。何だかすいません。
フタをして、沸騰させます。
最初は強火で、沸騰したら弱火~中火にして25分くらい温めます。吹きこぼれずブクブク沸いていればOK。
25分経ったら火を止めてそのまま10分ほど蒸らします。
今回はその間に欲張ってレトルトカレーも温めました。
熱湯の中のお皿を取って(超絶に熱いのでトングが必要)カレーの袋を入れて上にまたご飯の袋を置いてフタをしました。ご飯の温度が下がるけどまあいいか。
袋のまま別のボウルに入れてほぐします。普通に炊いた時よりもかなり固まっています。
冷えて袋が収縮したのでしょうか。炊く前に空気を抜きすぎたのかも。
ほぐしたら普通になってきました。木のスプーンがあればほぐすときに使いやすいです。
このままカレーをかけても良かったのですが、ボウルで食べるのは犬っぽいのでカレー皿に移します。
災害時に食器を使う時の基本、ラップをかけてから使います。
ラップをかけたらご飯とカレーを入れます。
スプーンは出来れば木製の物がいいです。金属製だとラップが破れる気がするので。
いずれにせよラップを破らないように気を付けて食べましょう。
1合は多かったですが食べました。お腹いっぱい、ごちそうさま。
ラップをめくるときれいなままです。
このまま食器棚にしまう事ができます。
アイラップでの炊飯がうまくいったので、調子に乗って炊き込みご飯をやってみます。
まずはお吸いもの。
分量が分からないのでお米1合に1袋入れます。
もう一つはツナ缶と塩昆布。ツナ缶は小さい缶1缶と塩昆布はこのくらいの量を2回分くらい入れてみました。とてもアバウトです。
大きめの鍋に、同じようにお皿を敷いて入れます。
水は節約してさっきよりも少なく、袋が半分浸かるくらいにしてみました。
最初は強火で沸騰したら弱火~中火で20分。その後蒸らし10分と前回と同じです。
炊きあがった後お鍋を見ると、底にお湯が残っていませんでした。
どの時点かわかりませんが、空焚きになっていたようです。あぶないあぶない。
やっぱり少なくとも袋がヒタヒタになるくらいの水は必要なようです。
お吸い物の方から袋をあけてみます。
味がすごく薄い。
でも袋を開けた時の香りは、まるで土瓶蒸しの蓋を開けた時のような松茸のとてもいい香りで秋を感じました。さすがお吸い物の名作です。
ツナと塩昆布の方も味が薄かったので塩昆布を大量に足しました。
ツナは油漬けではなく水煮の方を使ったのですが全体にべちゃっとしています。塩昆布だけの方がよかったかな。
カレーでおなかいっぱいなのでおにぎりにして後ほどいただくことにしました。
お吸い物味の方は、塩味としてゆかりを足しましたがこれは失敗です。
ゆかりの梅とシソの香りで松茸の香りが消えてしまいました。
しかもツナ塩昆布の方もそうだったのですが、何というかふっくらモチモチ感が少ない印象を受けました。
カレーの時は違和感のない普通の美味しいご飯だったのですが。
途中で空焚きになって充分に炊けてなかったのが原因と思われます。
・お米を研がなくてもご飯の味は変わらない(私が鈍感なだけかも)
・それよりもしっかり水を吸わせてから炊くのが大切
・湯せんの為の水の量は空焚きしない様に袋がかぶるくらいは必要
・炊き込みご飯よりも白米を炊いてから何か混ぜた方が無難(料理の腕による)
「ポリ袋でごはんが炊ける」のは情報としては知っていましたが、実際にやってみたら失敗もありましたが余計なことをしなけれ意外と簡単で美味しく炊けます。
それにしてもアイラップはいいですね。炊飯したりご飯を混ぜたりしても結局破れなかったので、洗って再利用します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
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