カサカサ?ベタベタ?保湿ケア見直しのサインかも【〈ETVOS〉が理想的なお手入れを伝授】

〈ETVOS〉が保湿ケアを伝授

「保湿が大切なのは、なんとなく分かってる」。それでも「化粧品をベタベタ塗るのはよくないだろうから、量を少なくしがち」だったり、「よかれと思ってたっぷり塗るけど、すぐカサつく気がする」だったり。あなたはそんな"保湿迷子"になっていませんか?
今回は、皮膚科学の観点からデリケートな肌悩みに寄り添う〈ETVOS〉さんに、毎日の理想的な保湿ケアや"あるある勘違いスキンケア"について教えてもらいました。さらに、この夏10年ぶりのリニューアルを果たしたベーシック保湿ケアの〈モイスチャーライン〉もご紹介。「保湿を見直したいけどどうすれば?」と悩める方必読です。

この記事で紹介している商品はこちら>>

 

保湿は肌の"1丁目1番地"

―本日は、皮膚科学の観点を活かして肌悩みにアプローチする〈ETVOS〉さんに、初歩的な疑問から効果的な保湿ケアのコツまで質問しちゃいます。よろしくお願いします。

渡邉さん:どうぞよろしくお願いします。なんでもお聞きくださいね。

株式会社エトヴォス 商品戦略本部の渡邉智代さん

株式会社エトヴォス 商品戦略本部の渡邉智代さん
〈ETVOS〉ウェブサイトはこちら>>

―〈ETVOS〉さんと聞くと、デリケートな肌、いわゆる"敏感肌"向けのブランドイメージがありますが、そもそも"敏感肌"ってどんな肌ですか?

渡邉さん:私どもが長年の皮膚科学研究を経て考えてきた"敏感肌"とは、肌本来が持つバリア機能が低下した肌。乾燥やピリピリ、ヒリヒリ感などの刺激を感じやすい状態を指します。また、「最近、肌が乾きやすいかも?」と感じられる方の肌もそうですね。「なんだか怖いな。どうすればいいんだろう」という不安に寄り添うブランドです。

―なるほど。では、バリア機能が低下する主な原因はなんでしょう?

渡邉さん:乾燥、紫外線、花粉(大気汚染)の外的要因と、ストレスや加齢による内的要因の大きく2つとなります。バリア機能が低下すると肌内部の水分が外に出てしまってさらに乾燥し、外的刺激を受けやすい状態になってしまいます。そこで大切なのが日々のスキンケア。とくに保湿は「肌の1丁目1番地」と例えられるほど基礎的なケアです。

肌の状態

―もし、その基礎的なケアを怠ると...? 

渡邉さん:乾燥はもちろん、シミやシワ、乾燥によるくすみやニキビといった肌トラブルに繋がります。土台とも言える肌の角層が乱れて、顔色やメイクのノリにも悪影響を与えてしまうんです。

 

保湿しなさすぎると?

―「肌が過敏かも」と感じる時って、たとえ保湿のためであっても、あまり基礎化粧品を塗らないほうがいいのでは?と思ってしまいます。

渡邉さん:たまに「今は肌が敏感だから、極力何もせずに過ごしています。」というお声を聞きます。そういった方々の肌は、乾燥が進んでバリア機能が低下していると考えます。肌がカサついて弱まっていく一方なんですね。ですので、基礎化粧品による適切な保湿ケアがやはり必要です。

―その"一定の適切な保湿ケア"というのがミソですね。やみくもに水分を与えればいいというわけでもなさそうな。

渡邉さん:「たっぷり保湿しているのに、ただベタついてる気がする...いや、むしろ時間が経つとカサついてくる?」と違和感を持たれる方、実はとても多いんですよ。主な原因はズバリ、"基礎化粧品の使い方を間違えている"です。例えば水分を与えすぎた場合、肌の水分を保持する角質はわずか0.02ミリと一般的な食品ラップほどの薄さです。角質が水分を保持できなくなるとバランスが乱れてバリア機能が低下し、水分が蒸発してカサつきの原因になるんです。また、皮脂が過剰分泌して毛穴詰まりやニキビの原因になってしまうこともあります。

―"保湿しすぎ"は、ただ"保湿しているつもり"かもしれないと。要注意ですね。

渡邉さん:基礎化粧品の量だけではなく配合成分にも目を向けていただけるとよりよいですよ。たとえば、バリア機能を保つ角層には複数の保湿因子がありますが、そのうちのひとつ"細胞間脂質"の約半分を占めている成分がセラミドです。

肌のセラミド量

渡邉さん:ただしセラミドは加齢によっても減ってしまうもの。だからこそ、セラミドが配合されている基礎化粧品の保湿ケアが効果的と考えられているんです。〈ETVOS〉もセラミドの種類や配合量にもこだわっています。

 

保湿ケアが台無しに?あるあるNG行為

―「適切に保湿ケアしてもコレで台無しに...!」という代表的なNG行為、ありますか?

渡邉さん:まず、ゴシゴシ洗顔すること。強すぎる摩擦はバリア機能の低下の原因になります。そして、洗顔後の肌を放置すること。洗顔後は肌の水分が失われた無防備な状態なので、特にこの時は冷房や暖房の風に直接顔を当てず、なるべく早めに水分を補給する(与える)ケアをしてください。また、日頃から日焼け止めを塗らないのも好ましくないですね。紫外線ダメージの影響を受けやすくなるので注意です。

チェックリスト

渡邉さん:...と、いろいろ申しておりますが、「洗顔後すぐ保湿しなくては!」「あれもこれも気をつけなくちゃ!」とがんじがらめになるのは、かえってストレスになるのかなと。

―はい...ちょっと気が重いです。

渡邉さん:スキンケアは毎日コツコツ続けることが肝心なので、ご自身にとって"続けたくなる心地よさ"を得られる基礎化粧品をお選びいただくのが理想ですね。肌(皮膚)は紫外線にも空気中のホコリにも塵にも常にさらされています。慈しむように、労わるように、気持ちよくケアしましょう。

 

理想的な保湿ケア、お教えします!

―では具体的に、どういった保湿ケアが望ましいのでしょう?

渡邉さん:基本的には朝と夜の洗顔後、まずは化粧水で水分を与えます。その水分が逃げないように乳液で蓋をし、さらにクリームで蓋をすること。一般的にはこの3ステップが基本ですね。肌悩みにあわせて美容液をプラスしていただくとさらに効果的です。ちなみに、先行美容液や先行乳液など独自のアイテムを設けている化粧品もありますので、その場合は各ブランド様の説明に沿ってお使いください。

―水分を与えてしっかり蓋をすること。化粧品によっては順番を変える、ということですね。

渡邉さん:はい。ここで肝心なのが、各ブランド様が目安として掲げている使用量を守っていただくこと。〈ETVOS〉の基礎化粧品の箱にも目安となる使用量を記していますが、私どもにとってそれはお客様への大切な"お手紙"。「この量、この方法でケアして、すこやかな肌をつくっていきましょうね!」というメッセージを込めています。

―箱、すぐ捨てちゃうことがあるので...。これからはしっかり読みます。

渡邉さん:「どんな化粧水やクリームを使ってもカサついたりベタついたり...イマイチしっくりこない」と感じられる方は、まず使用量を見直されたほうがいいかもしれませんね。

―実際に、どれくらいの量が目安となるのか。より効果的に保湿するコツとあわせて教えてください。

渡邉さん:では、〈モイスチャーライン〉を例にご説明いたしますね。

 

①化粧水

化粧水のつけ方

渡邉さん:1回につき500円玉大の量を手にとり、両手でやさしくプレスして顔全体になじませてください。

―顔全体、均等になじませればよいのでしょうか?

渡邉さん:「ちょっと物足りないな」と感じる部分には重ねづけしていただいてOKです。たとえば皮膚が薄い目もとや口もとは乾燥しやすく、表情の動きや摩擦を受けやすいポイント。とんとんと、やさしくなじませてください。

 

②美容液・乳液

渡邉さん:2プッシュ手にとり、頬や額など広いパーツから塗っていきます。手のひらで顔の中心から外側に向かい、ゆっくりとなじませてくださいね。〈モイスチャーライン〉は乳液と美容液がひとつになっているので、「手軽にしっかりケアしたい」という方にもおすすめです。

―首やデコルテにも塗ってもOKですか?

乳液・美容液のつけ方

渡邉さん:もちろんです!追加で1プッシュ手にとり、両手で丁寧になじませてください。とくに首は年齢があらわれやすいパーツなので、念入りな保湿ケアが大切。そのままデコルテまでケアしましょう。

 

③クリーム

渡邉さん:1〜2プッシュを手にとったら指先にのばし、手のひらであたためます。

手で乳液を温める

渡邉さん:テクスチャーがよりやわらかくなったら、両手で顔全体になじませてください。5点置きしてから伸ばす方もいらっしゃいますが、小刻みに動かしすぎるのも、摩擦につながるのでおすすめしません。あくまでやさしく、ゆっくりと、です。

―化粧水の水分は乳液で蓋をしましたが、クリームでさらに蓋をするんですか?

渡邉さん:クリームは乳液よりも一般的に油分の比率が多くつくられているもの。乳液で蓋をした状態に油分の膜を張ってきちっと防御する役割を持っています。肌をやわらかにする効果もありますよ。乾燥が気になるパーツは化粧水や乳液同様に重ね塗りしていただくと効果的ですよ。就寝前の"追い保湿"として、1プッシュ分プラスしてみてください。

 

"ちかみち最適解"を探ってみる

―化粧水に美容液、乳液、クリーム...と聞いただけで「全部こなすのは難しいかも」という方もいらっしゃいそうです。

渡邉さん:そうですね。いつも時間が十分にあるとは限りませんし、「今日は時間がないから化粧水と乳液だけ」「疲れて寝落ちしそうだから化粧水とクリームだけ」という日があっても問題ないと思います。基本的な流れは守っていただきつつ、ご自身が続けやすい"保湿のちかみち最適解"も探り出していただければと。

―肌が敏感になりがちな時...たとえば季節の変わり目はどのように調整されていますか?

渡邉さん:私の場合、基礎化粧品の足し引きは衣替えのタイミングで見直すようにしています。「今日は肌寒くて薄めの上着を着たから、寝る前のクリームで"追い保湿"しておこう」のような感じですね。

―参考になります。ちなみに、「せっかく保湿するならココも!」というプラスポイントはありますか?

渡邉さん:首やデコルテはもちろん、摩擦ダメージを受けやすい手の甲や肘周りもケアしていただきたいですね。

手の甲や肘周りもケア

―身体にも惜しみなく、ですね。

渡邉さん:ハンドクリームやボディクリームでケアしていただくのももちろん理想的ですが、お顔のスキンケアついでにプラスする癖をつけていただくと、より効率的に保湿できると思います。

 

新たな〈モイスチャーライン〉で、さらなる潤い実感を

―保湿とスキンケアについていろいろお話いただきましたが、〈ETVOS〉さんは基礎化粧品のみならずメイクも開発されていますよね。

ETVOSシリーズ

〈ETVOS〉シリーズ一覧はこちら>>

渡邉さん:石けんでオフできて肌への負担が少ないミネラルメイクです。とくに"敏感肌"の方々は「メイクを楽しみたいけど肌荒れが怖い」と躊躇しがち。そんなモヤモヤに寄り添うためには、肌にやさしくアプローチできるメイク、そしてその前提となるスキンケアが必要不可欠だと考えています。

―ベーシック保湿ケアの〈モイスチャーライン〉もそのひとつだと。

モイスチャライジング

ETVOS 左から
モイスチャライジングローション Ⅰ 150mL 3,630円(税込)
モイスチャライジングセラム Ⅰ 50mL 4,620円(税込)
モイスチャライジングクリーム Ⅰ 30g 4,290円(税込)
商品ページはこちら>>

渡邉さん:〈モイスチャーライン〉は乾燥や肌荒れ、刺激を感じやすい敏感肌へ、最初におすすめしたい基本的なシリーズ。肌の重要な保湿因子となる保湿成分配合。肌に存在するセラミドと同じ構造で肌との親和性が高いヒト型セラミド(※1)を配合しています。

※1 保湿成分:セラミドAG、AP、EOP、NG、NP

―10年ぶりにリニューアルされたのはなぜでしょう?

渡邉さん:コロナ禍以降、ご自身を敏感肌と自覚する方々が増えてきたんですね。マスクをつけ外しする機会が増えたことも理由のひとつでしょうし、長く続く夏の猛暑が結果的にもたらす乾燥もそう。"今まで感じなかったような肌の乾き"に対して〈ETVOS〉が貢献できるのは、"バリア機能をサポートするためのより効果的なケア"であり、"もっとやさしく保湿ケアできる方法"だと考えました。

―具体的に、どう新しくなったのでしょうか。

渡邉さん:ヒト型セラミド5種(※1)の配合が大きなカギです。化粧水の〈モイスチャライジングローション Ⅰ〉に新配合し、美容液と乳液がひとつになった〈モイスチャライジングセラム Ⅰ〉には高濃度(※2)配合を実現しました。さらに〈モイスチャライジングクリーム Ⅰ〉には配合量を増やしています(※3)。肌になじませた後のふっくらとしたハリ感と潤い感を感じていただけると思います。

※2 〈ETVOS〉製品内 
※3 リニューアル前の製品と比較して

―「保湿効果に優れている=テクスチャーが重そう」と想像される方もいらっしゃいそうですが、いかがでしょう?

渡邉さん:毎日使っていただきたいものだからこそ、ストレスフリーな軽めのテクスチャーに仕上げています。化粧水にはとろみをつけていますが、あくまで"みずみずしいとろみ"。基礎化粧品の重さやベタつきが苦手な方にもぜひお試しいただきたいですね。心をふわっとほぐす天然ラベンダーの香りもポイントなので、いつものスキンケアを癒しのひとときに使ってみてください。

―「ベーシックなケアだけでは心許ないかも...」と感じる方に、もう一声お願いします。

渡邉さん:美白(※4)ケアに特化した〈ホワイトニングクリアライン〉や、ニキビ・肌荒れケア(※5)に特化した〈バランシングライン〉など5つのラインアップをご用意しているので、ご自身の肌質や肌悩みにより効果的なアプローチをお選びいただけるのですが...実はこの夏、エイジング保湿ケア(※6)に特化した〈アルティモイストライン〉より、ブランド初のブースター(※7)が発売されたんです。

※4 メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
※5 ニキビや肌荒れを防ぐケアのこと。ただし〈バランシングVCクリアエッセンス〉は除く
※6 年齢に応じたお手入れ
※7 お手入れの一番最初に使う

ETVOS アルティモイストコアコンセントレートセラム

ETVOS アルティモイストコアコンセントレートセラム 30mL 6,380円(税込)
※ハンズでのお取り扱いは11月を予定しています

―ブースターということは、何かの前に使う美容液ですか? 

渡邉さん:化粧水の前に使っていただきます。1〜2プッシュ手にとり、手のひらで顔の中心から外側に向かってゆっくりなじませてください。すると、続けてお使いいただく〈ETVOS〉のローションのなじみがアップ(※8)するんです。

※8 〈ETVOS〉調べ

―肌になじませるとむっちりとしたハリ感に導かれますね。

ETVOSシリーズ

渡邉さん:水分をより逃がしにくく、バリア機能をサポートするヒト型セラミド(※9)を配合しています。肌の角層からしっかり保湿ケアするので、「どうしてもカサつきが気になる」「ハリのなさが気になる」「ツヤのなさが気になる」という方には、先ほどご紹介した〈モイスチャーライン〉と組み合わせてお使いいただきたいですね。

※9 保湿:セラミドNP、シア脂、ワサビノキ種子油、フィトスフィンゴシン、メドウフォーム油、 マカデミア種子油、水添レシチン、グリセリン

―渡邉さんのお話をうかがって、「保湿は肌を労ること。丁寧なケアをコツコツ続けよう!」と、前向きな気持ちになりました。

渡邉さん:肌って常に人の目に入るものですし、ちょっと調子が悪いだけで後ろ向きなムードになっちゃいますよね。肌が敏感だと感じるたびに、"守り"を優先しがち。 でも、それだけじゃ物足りないですよね。 「敏感肌だから...」と、美しさに妥協したくない。〈ETVOS〉はこれからもそんな方々の気持ちに寄り添い、肌も人生もポジティブにするお手伝いをしていきたいです。

ETVOS渡邊さん

―最後に、読者の皆様にメッセージをお願いします。

渡邉さん:スキンケアは特定の人々に必要なことではありません。それはつまり、性別や年齢を問わず誰もが肌トラブルを起こす可能性を持っているということ。なかには今のスキンケアで"保湿迷子"になっている方、長く使えるベーシックな基礎化粧品を探し続けている方、髭剃りで肌荒れを起こしてしまっている方もいらっしゃると思います。そんな皆様の選択肢のひとつに、デリケートな肌悩みに寄り添い続ける〈ETVOS〉のラインアップを入れていただけると嬉しいですね。

 

おわりに

カサつく肌も、ベタつく肌も、荒れやすい肌も。"保湿NG行為"や"勘違いスキンケア"をしていないか見直して、適切な保湿ケアをコツコツ続けていきましょう! 

【おすすめの関連ヒントマガジン】
【セラミド配合美容液おすすめ】効果や自分に合う選び方も解説>>
【乾燥肌さん必見・セラミド配合クリームおすすめ】悩みや肌質別の選び方もご紹介>>
化粧崩れを防ぐ方法を徹底解説!長時間きれいをキープできるおすすめアイテムも>>

※工場生産遅延の影響で入荷日の遅れや商品仕様の変更が生じる場合がございます。
※掲載商品は一部店舗では取り扱いがない場合がございます。取り扱い状況については各店舗へお問い合わせください。
※掲載商品は、一部の店舗ではお取り寄せになる場合がございます。
※一部価格・仕様の変更、および数に限りがある場合もございます。
※掲載写真には一部演出用品およびイメージ画像が含まれ、店舗でお取り扱いがない場合がございます。
※商品価格等の情報は、掲載時点のものです。    

この記事の関連タグ

いつもヒントマガジンをご覧いただきありがとうございます。今後の記事の参考のため、ぜひお客様のご感想をお聞かせください。選択式の簡単なアンケートと、一言コメントのみでもお待ちしております。

アンケートに答える